みなさん、こんにちは!カウンセリングサービスの大西三千男です。いつもありがとうございます。
カウンセリング中にクライアントさんとお話をしているときによく聞く言葉があります。
それは、話の途中で、
「うん?なんだろうな?」
と言われて、言葉を探されることです。
クライアントさんはそう言って、しばらく考えて、また話し始められます。そういうことがひんぱんに起こります。
自分で一人で考えているときは、わかったつもり、になっているのかもしれませんが、カウンセラーを含めた誰か他の人に話すときは、自分の心の中にあるものを言葉で表現しないと伝えることができません。
この時に言語化ということが必要です。わたしたちは、物事を考える時、言葉で考えます。言葉にして初めて対象がはっきりしてくるのだろうなと思います。この言語化する作業こそが、お話しするということの最大の効果ではないだろうかとわたしは考えています。
問題にしろ、悩みにしろ、愚痴不満にしろ、あやふやなままでは漠然としていて手のつけようがありません。なにが問題なのか?なにに悩んでいるのか?どこに愚痴不満があるのか?そこをはっきりしないと前に進みにくいと思います。
つまり言語化できたとき、その正体が見えてきたということが言えるのではないでしょうか?
正体が見えたときこう言われるクライアントさんが多いです。
「わたし、こんなこと考えていたんですね」
「なんか気づきがありました」
モヤモヤモヤとしたものを抱えているとき、そのモヤモヤも正体が自分でもわからない。わからないからなにをどうしたらいいのかわからない。
言語化するとそのモヤモヤが見えてくる時があります。見えた途端に、ああ、そういうことかと新しい展望が開けてきたりします。
悩みは抱えていないで、誰か親しい人に話して見るというのはとても有効かなと思います。話す相手がいないという方には、われわれカウンセラーがお手伝いできるかもしれません。思いもしなかった新しい発見があるかもしれません。
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。