みなさん、こんにちは。大西三千男です。
良くなっていく過程 1)現状を受け入れる、の補足をしようと思います。
現状を受け入れるということに対して、抵抗が出てくる方もおられることでしょう。
とても受け入れられません。そもそもこんなわたしは許せませんし、許したくありません、という訳です。
でも、ここで考えて欲しいのです。今の自分を許せないとしても、こうなったのには理由(わけ)があると思いませんか?
ものには原因と結果があります。ヒマワリの種を蒔くからヒマワリの花が咲きます。アサガオの種を蒔けばアサガオの花が咲くのです。アサガオの種を蒔いたのに、ヒマワリの花が咲いたということはないのです。
最初に「こういうわたし」になった時があるのです。どうしてそうなったのでしょうか?そうする方が、まだ楽だったからだと思うのです。実際、楽に感じてしまった。学習してしまったのです。これからも、このやり方でいく、と決めたのですね。
ところがこのやり方は劇薬でした。なぜならば、自分の心の声に寄り添わないやり方だったからです。最初の内はできるんですよ。でも、毎回、毎回、心の声を無視していると、やがて、心の声がこう考えだします。
「少しもわかってくれない」
「わたしの望みなんてきいてもらえない」
「わたしって、何なの?」
「わたしはいつも我慢ばかりしている」
「夢なんか、もっても意味がない」
「わたしなんてどうなってもいい」
この段階になると、身体や心に不調を感じだしたこともあったのではないでしょうか?
これは、心の悲鳴だと思うのです。もうこんなやり方は、やめて、という悲鳴。助けて、という叫び。
自分自身もとてもしんどいと思います。しんどいということはね、何かが間違っているということです。その間違いを、やめても良いんだよ、ということだと思うのです。
そして、もう一度考えてくださいね。辛かった時、子供ながらに考えたと思うのです。どうすれがここから抜け出せるのかなあ、と。子供ながらに一生懸命考えて、やってみたあなたがいるのですよ。とても健気だと思いませんか?とても勇気があったと思います。必死でしたよね。
誰のために?自分自身のために、でしたよね。りっぱですね。頭が下がる思いです。
いま、そういう健気な自分にたいして、もっと優しくしてあげてもいいのではないですか、という提案なのです。いまこそ、自分の心に寄り添ってあげて欲しいのです。
抵抗が出てくるのは、当然です。長い間、そうしてこなかったから。長い間、忘れていたことだからです。でも、もう止しにしましょう。止しにしても良いと思いますよ。
そうなったのには理由(わけ)があった。守ろうとしてそうやっていた。守るためにそうしていたのに、そういう自分を責めているとしたらどうですか?
もう受け入れても良いのではありませんか?
お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。